御田植神事

御柱祭以来諏訪大社の特殊神事もほとんど無く、
話題が途絶えていましたが、昨日、
六月第一日曜日に上社の藤島神社にて御田植神事が行われました。
藤島神社前の水田(御作田)にて氏子から選ばれた若い女性達が扮する
"早乙女"が一列に並んで田植えをする画はとても美しい。
この日植えられた稲は十一月に収穫と言うことですが……
昔の御田植神事は六月末に行われ、一ヶ月後の八月頭には収穫できた、
諏訪七不思議の御作田の早稲が伝えられていますね。
水田を御作田と呼ぶのは上社摂社の御作田社に関係してるのでしょうか。
他にそう言った名の神社ありませんし。
藤島社にはもう一つ、諏訪明神建御名方神)入諏の地とも言われています。
下社では岡谷市藤島神社洩矢神社がそれに該当しますが、
上社の場合はこの藤島社と、洩矢神側は守屋山山頂の
物部守屋神社になるのでしょうか……
建御名方神洩矢神の対決は製鉄技術の伝来とも稲作の伝来とも言われていますが、
そう言う意味では水田に近い藤島社の位置も納得です。