仮面ライダー剣最終話「永遠の切り札」

際限無く現れるダークローチにキングフォームで戦い続ける剣崎。
力尽きかけた剣崎を助けたのは帰ってきた烏丸所長とやっぱり生きてた橘さん。
だが、剣崎は二人の静止を振りきりジョーカーとの決着へと向かう。
キングフォームとジョーカーの激しい戦い。
始はわざと封印される覚悟を決めるが、剣崎の出した答えはその想像を超えるもの。
それはキングフォームの副作用を逆に利用し、
自らジョーカーとなる事でバトルファイトを再開させる事だった。
人間を捨てる事で世界の破滅を防ぎ、始を救った剣崎。
だが、二人の戦いの運命に抗うため、彼は何処へとも無く去っていった。
平和が戻り、始は人間として生きている。
そこにかつて共に戦い、心を通わせた友の姿は無い。
彼は今もどこかで自らの運命と戦い続けている……
いやはや、劇場版とは正反対の結末でしたね。
人間を辞める事で始を生かし、新たな戦いへとその身を投じた本編。
一方人間として戦い、始を封印する事で戦いを終わらせた劇場版。
果たしてどちらが良い終わり方なのか、それは視聴者それぞれが選ぶ事でしょう。
結果としてどちらも剣崎と始、どちらかが消える訳ですが、
消える方が穏やかな表情をしていたのが印象的です。
オンドゥルやら主人公の影の薄さやら、序盤はかなり不安だった剣ですが、
終盤はなかなかに盛りあがったと思います。
次回からは今までのライダーのコンセプトを打ち破る響鬼がスタート。こちらも期待したいです。